アットビ

謎解きイベントは導入すべき?

最終更新日:

地域の活気、施設の賑わい。その課題、謎解きイベントで解決しませんか?

「地域にもっと人を呼び込みたい」「施設の滞在時間を増やして、売上につなげたい」。イベントや集客のご担当者様は、常にそんな課題と向き合っているのではないでしょうか。

近年、エンターテインメントの一つとして注目されている「謎解きイベント」。耳にしたことはあるけれど、「本当に効果があるの?」「そもそもどんな課題を解決してくれるの?」といった疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、謎解きイベントを導入すべきかご自身で判断できる7つの視点を提示します。これらは、単なる成功事例の紹介ではなく、ご担当者様の具体的な課題解決につながる視点です。

もし、以下の7つのポイントのうち4つ以上が「まさにうちの施設や地域でやりたいことだ!」と感じたら、謎解きイベントの導入が、あなたの理想とする集客を実現する強力な一手となるはずです。ぜひ、読み進めてみてください。

1. 広いエリアを自然に回遊させたい

「せっかく魅力的な場所があるのに、なかなか人通りがないエリアがある…」そんな課題を抱えていませんか? 謎解きイベントは「謎の手がかりを見つける」という明確な動機付けで、参加者を広範囲へ自然に動かせます誘導された感覚を与えることなく、自らの意思で歩いてもらえるのが謎解きイベントの強みです。

見落とされがちな裏通りや閑散としたフロアに手がかりを配置すれば、確実に足を運んでもらえます。街歩きイベントなら、これまで知られなかったポイントに謎を設置し、その場所へ自然と誘導することも可能です。ショッピングモールなら、人が少ないエリアやフロアの端と端に問題を設置し、施設全体を効率的に回遊させる導線も作れます。

単なる紹介では周知しにくい情報も、謎を解く目的があれば、参加者はその場所へ実際に足を運び、直接その場の魅力を体感できるのですさらに移動そのものが「自分で探しに行った」というポジティブな記憶に変化し、回遊性が向上するだけでなく、場所への愛着も深まります。

親子が謎解き体験

2. 歴史・地域の魅力・周年など、伝えたいテーマがある

伝えたい想いや情報があるのに、なかなか興味を持ってもらえないと感じていませんか? 観光地の説明板や館内パネルは、興味のない人には読み流されがちです。しかし、謎解きなら文字情報や背景ストーリーを物語や謎解きの手がかりに落とし込み、解かないと先に進めない構造にできます。

物語のピースを解き明かすように、参加者は自然とその場所の歴史や地域の魅力に触れ、深く知るきっかけを創出することができます。これは、ただ情報を提示されるだけでなく「自分で発見した事実」として記憶に深く定着するため、地域の固有の物語や周年の感謝メッセージなど、伝えたいメッセージをより強く、印象深く届けられるでしょう。

例えば、周年の感謝イベントとして謎解きを導入すれば参加者はイベントを楽しみながら施設内を回遊し、自然とあなたの街や施設との接点が増えます。全ての謎を解き終わった参加者に渡すエンディングメッセージは、集中して読み込んでもらうため、想いを格段に深く伝えられるはずです。

 

3. 滞在時間を伸ばし、物販・飲食に波及させたい

イベントに来ても、すぐに帰ってしまう…物販や飲食への波及効果を高めたいけれど、どうすればいいか悩んでいませんか? 謎解きイベントは、短時間で終わるものではありません。謎を解く時間に加え、手がかりを探して移動する時間も含めると、参加者は平均1〜2時間(イベントによってはそれ以上)を体験に費やします

普段行かない場所へ足を運ぶこともあるため、移動時間も通常より長くなる傾向にあります。これにより、参加者の施設や観光地への滞在時間は自然と長くなります。滞在が長くなれば、その場所に対する記憶と感情がより深く結びつき、場所への愛着が芽生えやすくなるでしょう。

さらに、滞在時間が増えることは、売店やレストラン、フードコートなどの利用確率を高めます。謎解きキットに提携店舗のクーポンを同封したり、「カフェの近くに次の手がかりがある」といった導線を設計したりすれば、強引な誘導感を与えることなく、売上への自然な波及効果が期待できます 「謎解きの途中でちょっと一息」というシンプルな動機付けが、購買行動へ繋がる大きなきっかけとなるのです。

 

4. 参加者に“楽しかった”と言ってもらえるイベントがしたい

ここまでお読みいただき、謎解きイベントが持つ多様なメリットを感じていただけたかと思います。しかし、参加者にとって、それらの効果は二の次です。参加者はシンプルに「何か楽しそう」という純粋な期待を抱いて謎解きに参加します。

私自身、元々謎解きの大ファンです。(もちろん今もです)。だからこそ、「もっと多くの人に謎解きで”楽しい”を届けたい」という強い思いがあります。謎解きは、問題の一つひとつが趣向を凝らして作られており、様々な視覚的・思考的な「楽しませ方」を演出できます。そして、最大の魅力は、すべての謎が解けた時に得られる、圧倒的な達成感です。

特に、これまで解いてきたすべての答えが集まることで完成する最後の謎を解いた時の快感は格別です。この最後の謎は、それまでの回遊とひらめきがあったからこそ体験できるものであり、クリア時の達成感は参加者の心に深く刻まれるでしょう。この「楽しかった!」というプラスの感情が、自然とイベントが行われたエリアや施設への好印象と結びつき、「また来たい」「友達にも勧めたい」という積極的な声に繋がりやすくなります

博物館で謎を解く女子学生2人

5. 季節イベントやキャンペーンと連動させたい

「マンネリ化を防ぎ、常に新鮮な話題で集客したい」とお考えではありませんか? 季節イベントは内容が被りがちで、毎年同じような企画になってしまうと感じるご担当者の方も少なくないでしょう。しかし、謎解きイベントの最大の魅力の一つは、そのフルカスタム可能な設計にあります。

先述した歴史や地域の魅力を伝えるのと同様に、季節ごとのイベントやキャンペーンにも、それぞれに合わせてオリジナルのストーリーや謎を考案・制作することが可能です。問題が変われば与えられる楽しませ方も変化するため、謎解き自体がマンネリ化しにくいコンテンツでもあります。これにより、既存の季節イベントに謎解きという独自の体験をプラスし、他にはない差別化を図れます。

例えば、ハロウィンやクリスマス、バーゲンセールなど、特定の時期に合わせた世界観を謎解き全体に反映できます。期間限定の装飾やフォトスポットと組み合わせれば、SNS投稿のネタとしても最適で、イベントの拡散力を飛躍的に高めるでしょう。常に新しい体験を提供し続けることで、参加者を飽きさせることなく継続的な集客を狙えます。

 

6. 家族連れや若年層の来訪を増やしたい

「幅広い層に楽しんでもらいたいけれど、なかなかターゲット層を広げられない」そうお考えではありませんか? 謎解きは、知識に依存するクイズと違い、ひらめきを重視するコンテンツです。 漢字にルビを振り、イラストや図形を絡めた問題にすれば、小学生でも大人と一緒に答えを導き出せます むしろ「この問題は子どもが先に解けた!」と、親が悩んでいる問題で、わが子の意外な発想に驚くという逆転現象も珍しくありません。子どもは“自分が役に立った喜び”を実感し、この体験が家族全体の満足度を底上げしてくれます。

家族・友人グループで謎解きに臨むと、自然と役割分担が生まれます。観察が得意な人、数字のひらめきが得意な人など、それぞれの強みが組み合わさり、チームとしての一体感が高まります。また、グループの中で「どちらが早いか」を競う適度なゲーム性も加わることで、協力と競争のハイブリッドが生まれ、最後まで飽きさせない最大の理由となるでしょう。まさに「みんなの」イベントとして、多様な層の来訪を促します。

7. 印象に残る、特別な体験を提供したい

「謎解きはスタンプラリーと何が違うの?」と聞かれることがあります。その答えは、“体験の深さ”にあります。スタンプラリーは分かりやすく手軽な一方、行動がルーティン化しやすく、参加者の感情の振れ幅も小さくなりがちです。対して謎解きイベントは、参加者自身が頭を悩ませ、試行錯誤し、ひらめきを得る能動的なプロセス”が必ず伴います。

迷い、気づき、「あっ!」と世界が開ける瞬間。この一連の能動的なプロセスが、参加者にとって強烈なエピソードとして心に深く刻まれます

オリジナルの物語や仕掛けをイベントに加えることで、「あの場所だからこそ味わうことができた特別な体験」として参加者の中で記憶されます。これは単発の集客イベントに留まらず、施設や街のブランド価値を長期的に高め、唯一無二の魅力として記憶に残り続けるでしょう。


本記事では、謎解きイベントの導入を検討する際に押さえておきたい7つのポイントをご紹介しました。

  • 広いエリアを自然に回遊させたい
  • 歴史・地域の魅力・周年など、伝えたいテーマがある
  • 滞在時間を伸ばし、物販・飲食に波及させたい
  • 参加者に“楽しかった”と言ってもらえるイベントがしたい
  • 季節イベントやキャンペーンと連動させたい
  • 家族連れや若年層の来訪を増やしたい
  • 印象に残る、特別な体験を提供したい

もし、これらのポイントに4つ以上当てはまったのであれば、謎解きイベントは、あなたの抱える集客課題を解決し、施設や地域の新たな魅力を引き出す最適な手段となる可能性を秘めています。

謎解きは、ただの一時的な集客施策ではありません。それは、参加者の記憶に深く刻まれる“特別な体験”として、継続的な来訪や口コミを促し、施設や地域の価値向上に貢献するでしょう。

さあ、あなたの施設や地域に新たな賑わいを創出しませんか? 私たちは、これまでの知見を活かし、あなたの特性に合わせた効果的な謎解きイベントの企画をご提案します。その一歩が想像以上の賑わいを生み出すと信じています まずは、お気軽にご相談ください。きっと、新たな一歩が見えてくるはずです。

contact

現在あなたの街や施設などが抱えている問題を、
「あっ!」というひらめきで解決します。

「こんな歴史があったのか」「こんなお店があったのか」を知ってもらうきっかけとして、謎解きを使ってみてはいかがでしょうか。